地域の方による美術授業

現在、丹波篠山市にお住まいのイラストレーター ニキ・ローレケさんに来校いただき、2年生の美術の時間で、「子どもの頃からアーテイストになるまで」について、今までの作品の変遷を見せていただきながらお話をきかせていただきました。
「ロンドンの美術大学で自由すぎて教えてもらえない校風から、自分から行動しないと何も始まらないことを学んだ。」「ニューヨークで絵を描き始めたとき、完璧に描かないとという思いから、自分らしく楽しく描けばいいという気づきがあった。」「まじめに仕事をしながらまじめに遊ぶ。そのことであらゆる分野のクリエーターとの出会いの場があった。」「自然の中で自然に教えてもらいながらキャンプ生活をした。リュックパッカーとして世界を旅して、実際に見て体験する中で、下書きをしないで直感で描くようにした。」「毎日生きていることは取り消せないこと。これは紙の絵も同じ。デジタルの絵も便利だが、紙の絵は消せないところがいい。」「環境問題についてアートをつかって地球をよくできないか考えている。」など体験くる教訓をお話し頂きました。現在、丹波篠山にお住まいされている理由として、自然があり、季節がはっきりしていて昔の日本の美しさが残されていることや、自然とつながって絵を描いていきたいことなどを話して頂きました。また、IT企業や、スポーツ企業等に提供されている素晴らしい作品を紹介して頂きました。