第一学期始業式 学校だより4月号

(始業式式辞抜粋)
「春風や 闘志いだきて 丘に立つ」これは高浜虚子という方の俳句です。
春は新たな志、つまり目標をもつ季節。新学期を迎え、みなさんの「やるぞ」「がんばるぞ」という皆さんの気持ちが溢れているように感じます
また、春は出会いの季節。どの集団に所属するかは選択できないことが多いですが、どんな集団をつくるかは一人一人選択できます。新しいクラスのスタート。仲間に優しさを分けてください。この春休み中、校舎から古いイスの片付けをサッカー部の生徒が手伝ってくれました。篠中生は温かいなと改めて感じたところです。
さて、まだまだ、根本的な解決に至っていない新型コロナウイルス。その感染拡大から2年以上がたち、私たちは、やり方をかえ、行動を変えてきました。その中で、大きく二つのことを学んだと思います。
一つ目は、昔どおりしようとすれば喪失感しか得られないが、新しいものを創れば達成感が得られることです。これからの社会は、技術や産業がどんどん生み出され、自分なりの正解を見つける発想が大切になります。つまり、たった一つの答えを早く見つけるジグソーパズル型の学びから、無数の答えからよりベストな答えを創るブロックパズル型の学びとなります。
二つ目、人と集まる機会が減り、絆や友情を確認する機会が減少しましたが、その分、人との出会いを大切にするようになりました。今、若者の間では、ただおしゃべりするだけでなく、ものづくりを一緒に行い、中身の濃い時間を過ごすことが広がっていると聞きます。これを、「創造を意味するクリエイト」と「対話を意味するコミュニケーション」を組み合わせ「クリエケーション」と呼んでいるそうです。
今年は、本校でも、「クリエイト(創造)」と「コミュニケーション(対話)」を大切にしたいと思います。
まず、第一は「創造、つまり、自分から考え行動すること」です。授業や行事で自分から行動を起こすことを大切にしてください。そのために、昨年度から続けている授業の流れを大切にたいと思います。①ハッキリ!予習で目標・見通しをつかみ、シッカリ!書いて基礎・基本に挑戦します。②ミッチリ!意見交流で思考・対話します。③バッチリ!振り返り実践します。
また、昨年度から始めた一人一台パソコンを活用し、一人一人に応じた学習を進めていきます。
第二は「対話:お互いに話し合いささえあうこと」です。対話的な学習指導や体験的な集団活動・行事、生徒会や部活動のルールメイキング等を通して仲間づくりを進めます。昨年度、ささいな言い合いが大きなトラブルになることがありました。「自分がされて嫌なことは直接でもネット上でも言わない、しない」という当たり前の原則を必ず守ってください。
結びに、3年生は、最上級生として、篠山中学校の伝統を築き、さらに、自分の進路を決め、大人になる本格的な扉を開けていかなければなりません。2年生は、自分の世界が広がる時期です。2学期には部活動の中心になります。新しいことに挑戦して自分の可能性を広げてほしいと思います。将来につながる知性と心と体をつくるため、学級担任、教科担任の先生だけでなく、全員で協力して、できる限りのサポートをします。一緒にがんばりましょう。
学校啓発ポスター
学校だより4月号(教職員一覧・相談機関一覧は保護者配布の紙媒体のみ記載しています)
〇対面式で「リスタート新たな伝統を一緒に創りましょう」という生徒会長の素晴らしい歓迎の挨拶と、篠山中学校応援歌の独唱がありました。

〇始業式・全校集会・職員紹介 新たな決意を込めた凜とした雰囲気の中にも、和やかな雰囲気がありました。

〇学年開き 1年間過ごす学年の先生との対面です。

〇各学年4クラスでのスタートです。沢山の配布物です。