11月15日(水)、コカ・コーラボトラーズジャパンから本校卒業生の政成晴輝さんをお招きし、未来共創授業として講演会を実施しました。政成さんは本校在学中には野球に力をいれていて、進路も県外の高校で甲子園を目指していましたが、病気で視力をなくしていき、進路決定でも悩まれたそうです。しかし、自分の思いを貫いて進学し、自身は甲子園の土は踏めなかったけれども、部員の一人として甲子園出場を支えられました。そして現在は陸上競技のやり投げに取り組み、来年のパリパラリンピック出場を目指して努力されています。
講演ではご自身の見え方(弱視)や視覚障害のこと、やり投げのこと等を生徒の体験や実演を交えながら話していただきました。「障害は不便だけれど不幸ではない」という言葉からは、周囲に感謝しながら前向きに努力されている今の様子がしっかり伝わってきました。最後に在校生へのメッセージとして「今やっていることを一生懸命にすること」、「自分の意志を大切にして、自分勝手ではなく周囲のアドバイスを聞きながら、自分で決めること」を伝えていただきました。約1時間の短い講演でしたが、生徒には大きな力をもらえる講演会でした。これからも全校で来年のパラリンピック出場を応援していきます。