令和3年5月27日実施された全国学力・学習状況調査について、3年生に個人票を配布しているところですが、本校の特徴的な状況を下記の通りまとめています。(クリックしてください)
◎教科の調査では、課題のある領域、問題については全国的な状況と概ね同様の傾向が見られます。
【国語】
相手や場に応じて敬語を適切に使うことが良好な一方で、「書くこと」で、特に意見文を推敲する場面において,語句や文の使い方,段落相互の関係について考えることに課題が見られました。
→読み手の立場に立ち,自分が書いた文章について捉え直し,分かりやすい文章に整えるなど、授業のまとめ、振り返りの場面で推敲、修正、改善等の作業の充実を図ります。
【数学】
中央値や、括弧を外して同類項をまとめるなど概ね基礎的事項は定着していますが、事実や方法、理由などを説明することに課題が見られました。
→文字を用いて計算結果を事象と関連付けて読み取る。常に成り立つ事柄を見いだし、数学的に説明する。数学的な表現を用いて判断の理由を説明するなど、数学的用語による記述及びその修正の活動の充実を図ります。
〇学習・生活に関する質問では、大半の生徒が、朝食を毎日食べ、就寝起床も規則正しく過ごしていますが、ゲームなどの使用時間が増え、家庭学習時間や読書時間が減少しています。一方で、予習・復習を含め自分で計画を立てて学習している生徒が多い傾向があり、予習や復習の課題を具体的に出すなど、家庭学習の支援を具体的に進めていきます。
〇自分には良いところがある。将来の夢や目標がある。など自己肯定感が高い傾向が見られ、地域行事の参加率が高い傾向が見られます。新型コロナウイルス感染予防に配慮しながら、引き続き、地域人材の導入を進め、達成感や将来展望を見通せる教育活動の充実を図ります。
〇「対話」を核にした授業づくりでは、相手の考えを最後まで聞き、受け止めて、自分の考えをしっかり伝えるなどの活動は定着してきていますが、表現を工夫することや考えを深めることには課題が見られます。授業の目標と流れを提示して授業を行っていますが、「何についてどのように考え表現するのか」をより明確に提示して「思考が深まる効果的な対話」の授業を進めるとともに、「修正」「遂行」など対話で学んだことを振り返り、学びを深める授業改善を進めます。
〇ICTを活用した授業の実施について、全国と比べ高い実施率にあります。