避難訓練を行いました。昨年よりも30秒早く点呼完了したこと。しゃべることなく集合したこと。避難訓練の前に起こった地震の際に、自主的に机の下にもぐったことなど迅速で適切な行動をとりました。一方で、ハンカチをもっていない生徒がいたことが課題です。次のような講話をしています。
〇煙の話
煙は、火元から天井面や天井裏、また出入口から廊下へ広がっていきます。この横方向の速さは、1秒間に0.3m~0.8mになります。さらに、階段などの縦部分では、1秒間に3~5mの速さで進んでいきます。通常、人間の平面の速さは1秒間で1m、階段では1秒間で0.5mと言われているので、煙は人間の数倍も速い速度で拡散することになります。ドアを閉めて逃げるのは火や煙が広がらないため、頭を低くしてハンカチで顔をおさえるのは煙から身を守るためです。ハンカチはコロナ対策の衛生面だけでなく、災害時にも役立つツールであるといえます。
〇パニックにならない
火災では煙による見えにくさだけでなく、冷静に判断できなくて逃げられないことも起こります。今日は、どこを通るのか、どんなことを注意するのか担任の先生から聞いていたと思います。しかし、災害は予測が付かないときに起こります。災害に遭ったときは、状況をしっかり把握し、最悪を想定して逃げ切ることです。避難訓練のときよく「おさない。かけない。しゃべらない。もどらない。」の頭文字をとって「おかしも」が言われます。特に、今のコロナ禍では、人としゃべらない近づきすぎないことが大切です。
〇部活動見学