スマートフォンはただの電話ではなく小さなパソコンであり、多様な情報を得る非常に便利なツールではあるが、便利なものは薬にも毒にもなります。使い方の最も多いゲームは、自制する意識がないと依存症に成り、睡眠障害や意欲の低下などをもたらします。また、SNSでは、人を傷つけたり、人に迷惑をかけたり、自分が被害にあったりもするツールでもあることを認識してもらいたいです。また、先日も小学校6年生の誘拐事件が報道されていましたが、犯罪被害の窓口になる可能性もあります。
今日は、仏教大学教育学部長 原清治教授に来校いただき、迫力ある、しかも、ユーモアを交えながら「ネット社会と中学生」と題して講演いただきました。
ネット社会の怖さは、書き込みは拡散したり消えないこと。もし、自分が書き込まれたら、スクリーンショットで残し、親や教師に相談すること。書き込みは法律に照らして処罰される犯罪であることを、まず教えてもらいました。
続いて、対話形式で4人の生徒代表が舞台に上がり、会場から質問するというロールプレイを通じて、①SNSの影響で会話が細切れになってきている。「長い文章を入れて漢字も使え」②マイクの渡し方を通じて、相手をリスペクトすることの大切さ。21世紀は人に優しく生きる世紀。③自分に質問がなかったら寂しい。ラインがこない人も同じ気持ち。全体に目配りできる人であってほしい。
生徒たちは、積極的に質問し講義も聴き、感想の中で「ネットのつきあい方が大変分かりやすかった」と感想を述べていました。原先生からも「いいね 篠山中」と言っていただきました。