道徳の授業研究

本校では県や市の指定を受けて、特別の教科「道徳」の授業研究を進めて3年になります。1年目は授業づくり、2年目は評価研究、そして、3年目にあたる本年度は「自己や他者と対話する」授業の一層の充実をめざし、ローテーション授業を行い学年全体で研究を進めているところです。
昨日、市内中学校2年生が一堂に会して進路学習を行う夢プランが開催され、「コロナ禍で何を考えたか」をテーマにパネルディスカッションがありました。本校生徒が、「学校が再開して仲間の大切さが分かった。と同時に、仲間と話せなかった2ヶ月間は、自分を問い直す時間になった。自分の生き方をいろいろ考えてみた。」と話していました。制限がある状況下、ストレスをためたのも事実ですが、自分を見つめること、他者との対話することの大切さを生徒は実感していると思います。
本日は、対話を通して自己を見つめる授業について、造詣が深い先生に助言をいただき、授業の質を高めるための研修を行いました。
【授業研究】
〇1年生 教材「父の言葉」:黒柳徹子さんがユニセフに関わることになった少女時代の文章を通して、思いやりについて考える。
〇2年生 教材「許せないよね」:インターネットへの匿名の書き込みから行き違いが生じてしまう物語を通して、自分の行動に責任を持つことについて考える。
〇3年生 教材「ぼくの物語 あなたの物語」:黒人作家ジュリアス・レスターのメッセージを通して、偏見のない社会を築くために大切な心について考える。