(始業式式辞要旨)
2023年はうさぎ年ですが、卯にも5種類の卯があって、今年は「癸卯(みずのとう)」という年になるそうです。これには、「これまでの努力が花開き、実り始めること」という意味があるようです。新型コロナウイルスから回復し、私たちの生活が大きく向上する年になって欲しいと思います。
さて、人間の中には自分の知らない才能や能力がいっぱいあります。社会は技術革新が著しく進み、夢のようなことがどんどんできるようになってきています。しかし、その夢を生み出すのも使いこなすのも人間であることを忘れてはなりません。夢のある未来に向けて、どんな学び方が大切か考えてみます。アメリカの研究で、勉強したことが1年後どれだけ身についているか調査しました。一斉授業で5%、グループディスカッションでは50%、仲間と教えあった場合は90%が身についていることが分かっています。みなさんが未来社会に生きる人として可能性を開花させるには、主体的に協働して学ぶことが必要なのです。
新しい年の始まりは1月ですが、学校はまとめに入ります。頑張ったことは何か、できるようになったことは何かなどを確かめ、更なる自分自身の成長に繋げてください。
最後に、間もなく1・17阪神淡路大震災、3・11東日本大震災が発生した日を迎えます。12月には、抜き打ち避難訓練を行いましたが、いざという時、自分の命は自分で守り、率先して行動できるようにしましょう。また、新型コロナウイルスについては、発熱・風邪症状の時、外出、登校しない。マスク・手洗い・換気など徹底し、自分で自分の身を守ることの徹底してください。
〇新春席上揮毫大会を各学級で行いました。1年生は「新たな決意」、2年生は「生命の尊重」、3年生は「友好の精神」、それぞれ新年にふさわしい学年に応じたテーマで集中して書いていました。
〇1月11日は全学年、実力・課題テストです。冬休みの勉強の成果を発揮してほしいと思います。