学校保健安全委員会は、学校医、学校歯科医、学校眼科医、学校薬剤師、保護者の方をお招きし、保険や安全面についてご助言をいただくものです。今年度は緊急事態宣言が出ていたために紙面を見ていただきご意見を頂きました。主な意見を紹介させていただきます。
1今年度の取り組みについて
・令和2年度の取り組みである「新型コロナウィルス」感染症対策のマニュアルを作られたことは大変良いことだと思います。
・コロナ禍の感染対策として手洗い・うがい・マスクの着用・アルコール消毒が徹底した習慣となり、コロナはもとよりインフルエンザの流行を密となりうる学校環境においても抑止できているのは大変素晴らしい取り組み成果である。
2学校保健安全について
・定期健康診断において、裸眼1.0以下の生徒が3学年においては半数以上、全体的にも約半数という結果に驚いた。スマホ・ゲーム機などの電子機器の使用についてもマスクの着用と同様に徹底した配慮が必要である。
3来年度以降について、改善点や意見
・ウィズコロナのなかで、「できること」、「注意してできること」、「できないこと」、「してはいけないこと」を区別して計画を立てる。また、コロナにかかわる心の問題についても考えて取り組む。
・新型コロナはどうしても自分が感染しないようにということを考えがちですが、もしかしたら他人にうつす可能性もありますので、「他人に絶対うつさない」そのためにはどうしたら良いかを十分に考えて行動するようにしてほしい。
・間もなくウィズコロナの時代から1年が経過しますが、次年度には慣れ・緩みが生じるのではないかと思う。今年度の徹底した習慣を家庭・学校生活においても継続していただきたい。
・毎年の検診後の未受診が多いのが気になります。
4その他
・みんなこの一年で相当ストレスがたまっていると思います。うまく発散できるようにしないといけないので大変と思いますが、頑張ってください。
☆新型コロナウィルス感染症対策について
新型コロナウィルス感染症対策分科会よりクラスターが発生しやすい7つの場面が示されました。これらの事を踏まえ、中学生活でどの場面を注意すべきかと考えますと、激しい運動の前後で、着替えのために多くの生徒が集まると思われる部室が一番注意すべき場面と考えます。またスポーツの大会で、体育館等で密に並んでお弁当を食べる光景も見られており、注意すべき状況と考えます。
若い人にも感染しやすい変異型も発生しており、今後は中学生にも感染者が出てくると思います。感染した生徒には何の非もなく、コロナ差別をしない、許さないようご指導お願い致します。
☆ゲーム障害について
・スマホやオンラインゲームの普及に伴いゲーム依存者数は増加しております。ゲーム障害は遅刻、不登校、引きこもりの原因となり、体力低下や低栄養状態などの身体障害の原因ともなります。生徒たちの将来に多大な影響を与えますので、ゲーム障害への予防対策を一層取り組んでいただきたいと思います。